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第6回 質問紙法(1) 廣町佐智子先生の看護研究の進め方

その他投稿日時-(2012-06-15)廣町 佐智子さん

 今回は、データ収集の方法のなかで質問紙法について解説していきます。


 質問紙法は、対象者の心の状態や変化を、言葉を使って直接捉えようとする調査方法です。

 どんなデータ収集方法にも利点と弱点がありますが、ここでは質問紙法の利点と弱点について学んでいきましょう。 


1)利点

1,対象者の主観を測定することができる。
2,多くの対象者に短時間に実施できる。
3.紙と鉛筆があれば簡単にできる。費用が安価。

 「早くて簡単」というのが、質問紙法の最大の利点ですね。そのため、時間のない看護師の皆さんにたいへん好まれる研究法です。しかし、弱点も多いです。

2)弱点

1,無意識的な行動については答えにくい
「普段の手洗いで何回くらい手をこすり合わせていますか」「食事は何回くらいかんでから飲んでいますか」などの質問の場合、普段、意識していない行動なので答えようがありません。

2,回答に意識的・無意識的なゆがみが生じる
以下の表を見て下さい。質問紙法は、対象者が回答内容を変えることができるため、ストレートな本音を引き出すのが難しい方法だと言うことがわかるでしょう。

3,対象者には文章理解能力が求められる 乳幼児や、意識障害のある患者、認知症患者には用いるのが難しいです。

 以上の弱点があるために、質問紙法を用いる場合には、それが対象者に合っているかどうか、負担にならないか、質問したいことが無意識の行動でないかなどを事前に確認する必要があります。


また、質問紙法を採用することになったら、その弱点をできるだけ減らす工夫をします。

次回は、質問紙法の実際について解説していきます。

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その他廣町 佐智子さん

廣町 佐智子さん
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日本看護研究支援センター所長・主任研究指導者 株式会社医教 看護師国家試験対策委員 臨床看護師の研究指導を得意としています。研究初心者でも目標を学会発表や雑誌投稿レベルに設定し、面接指導やメール指導で論文の完成を支援しています。 また、看護基礎教育への関心も高く、看護学生の学習支援についても日々研究・実践を重ねています。
廣町 佐智子さん

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