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第1回 現在の訪問看護の現場が抱える課題

その他投稿日時-(2016-12-19)ナースマガジン

<座談会参加者>(敬称略)

ファシリテータ:ヘルスケア人材育成協会/松﨑正史
首都大学東京大学院卒 臨床検査技師 超音波メーカーのマーケティングに携わり、現職でのエコーの新しいアプリケーションに関する教育に従事。エコー歴32年。

ウィル訪問看護ステーション江戸川(WyL株式会社取締役):
落合 実 緩和ケア認定看護師。有床診療所、大学病院、訪問看護ステーション勤務を経て現職。臨床経験12年、うち看護師歴7年。

訪問看護ステーションリリフル(部長):萩原 麻希 
東京女子医科大学卒業。都内訪問看護ステーション勤務を経て現職。看護師歴13年。

訪問看護ステーションしらひげ(管理者):望月あづさ
国立千葉病院附属看護学校(当時)卒業。訪問看護ステーションしらひげ開設に伴い管理者となり現在に至る。看護師歴31年(訪問看護歴22年)。

みんなのかかりつけ 訪問看護ステーション:高田 篤
長崎大学医学部保健学科看護学部卒業後、聖路加国際病院勤務。疾患だけを治すのではなく、患者の価値観を尊重しながら生活を支えてゆく訪問看護に魅力を感じ、現職。看護師歴9年目。

かのん訪問看護ステーション:谷塚 昌紀
在宅ヘルパー経験後、看護師に。公益財団法人東京都保健医療公社東部地域病院ICU病棟にて2年間の勤務を経て、その経験を活かし在宅看護に携わりたいという思いから、現職。看護師歴3年。

今回使用したポケットエコー MIRUCOの紹介

「miruco」は病棟や往診、訪問看護など医療連携につながる場面を想定し開発されたタブレット型ポータブルエコー。シンプルで直感的な操作性、短時間での起動と現場使用に見合った電池容量、コンパクトなサイズと見やすい大きさの画面の両立など必要十分なレベルの機能を持っているにもかかわらず、1台あたり16万9900円(本体価格)という従来にないリーズナブルな価格で販売されている革命的な商品。これからの在宅医療現場の連携やアセスメントの質を向上させることについて大きな期待がかかっている。

第1回 現在の訪問看護の現場が抱える課題

タブレットを使用し、小型で持ち運びが可能な超音波画像診断装置「ポケットエコー miruco(ミルコ)」。今回、モニター企画として5か所の訪問看護ステーションで5人の訪問看護師に約2ヵ月間にわたってmirucoを使っていただき、その有効性や今後の課題などについて伺いました。

看護師の専門性を発揮し、利用者・家族そして医師から信頼を得ながらケアの方向性を定めていく訪問看護。施設から在宅へという看護の流れのなか、近年その重要性が高まっています。ただ一方で懸念されるのが慢性的な人手不足。

それを補完する意味でも、いま訪問看護の現場では、“量から質へ”という意識が高まりつつあるようです。
松﨑 本日はお忙しい中をお集まりいただき、ありがとうございます。せっかくの良い機会ですので、はじめに現在の訪問看護の現場で感じている課題などがあれば、お話しいただけますか。
望月 当ステーションは、介護保険制度の施行前から開設しています。紆余曲折はありましたが、スタッフも充実していますし、今後は看護小規模多機能型居宅介護を立ち上げる予定です。在宅での生活が大変な医療依存度の高い要介護者はもちろん小児の支援も増やしていきたいと考えています。
萩原 当所は3歳から100歳まで幅広い年齢に対応しており、課題としては慢性的な人手不足が挙げられます。特に小児については、母親にも特別な思い入れがあるので、専門性をしっかり発揮していかなければ看護師として認めてもらえません。今回のモニターによって、看護師の専門性を高めるためのツールとしてもエコーは活用できると思いました。
高田 ケア度の高い人や病院に行けない人が多く、どうアセスメントをしていくかがとても重要です。ご家族やご本人が不安に思われないよう、自分たちの役割をきちんと考えながらケアを実践しています。看護師が間に入って、利用者さまの状態を先生にうまく伝えたり、ご家族に先生の言葉を代弁したりする必要性もあると思っています。
谷塚 当所はがん末期の方が多く、若い人の場合は病状の進行も早いため、十分に関係性が築けていない状況で、どう関わっていくかが課題のひとつです。信仰する宗教をもっている方も多いので、そういったことも理解したうえで訪問するべきではないかとの意見も出ています。

また、ご家族も病気のことをよく勉強していますが、看護師からすると少し違うかなと感じることもあります。そのような場合、今回試したエコーを使って説明できれば、間違った知識を修正しながら、どうケアをしていくかを一緒に考えられると感じました。

落合 もともと24時間、365日、夜間・早朝を含めての看護を提供するためにスタートした組織で、生後3ヵ月の小児から100歳前後の高齢者までを幅広く看ています。末期がんや精神疾患、難病の方もいます。

私は緩和ケア認定看護師の資格を持っています。これまでは24時間、365日看ることが社会貢献だと思っていましたが、今後はどれだけ看護の質を高め、量を減らしていくか を考えることが事業所の課題であり、社会の課題でもあると思います。

その意味でも今回、ポケットエコーのモニターを実施してみて、いろいろと感じる点はありましたね。
松﨑 他施設と差別化したり質の高い看護を提供したりしていくことはこれからの訪問看護ステーション運営においてとても重要なことですね。ただ、一方で業務の効率化や質の向上に対しての評価や対価が追いついていない現実もありますよね。 高齢化を迎え、時間をかけずに、よりクオリティの高いものを提供していく時代に来ていると思います。
望月 結局、どう「見える化」し、点数化していくかですよね。今は24時間、365日看ているとか、特別管理加算の取れる人を看ているといったところで差がありますが、訪問看護の真価はそこではないですから。
松﨑 その通りですね。私たちヘルスケア人材育成協会としても、時間を短縮し、さまざまな面でレベルアップを図っていくことに対して助成金などのサポートが得られるようにするべきだと考えています。では、今回皆さんが挙げられた課題に対して、ポケットエコーがどのようなケースで役立ったか、具体的にお聞きしていきたいと思います。

<編集部より>

これからの在宅医療における訪問看護について、これまでは24時間365日対応できれば社会のニーズに応えているという流れが少なからずありました。しかしこれからは、訪問看護導入によって患者にもたらされる成果を見る『質』という視点が必要になってくると「ナースの星」編集部としても考えております。今回の座談会でもそのような考えが多く聞かれ、加えてポケットエコーが看護業務の合理化と質向上に大きな効果をもたらす可能性を感じさせるコメントもありました。 第2回、第3回ではポケットエコーを実際に現場で使用していただいたコメントなどを紹介してまいります。

今回使用したポケットエコー MIRUCOの紹介

「miruco」は病棟や往診、訪問看護など医療連携につながる場面を想定し開発されたタブレット型ポータブルエコー。シンプルで直感的な操作性、短時間での起動と現場使用に見合った電池容量、コンパクトなサイズと見やすい大きさの画面の両立など必要十分なレベルの機能を持っているにもかかわらず、1台あたり16万9900円(本体価格)という従来にないリーズナブルな価格で販売されている革命的な商品。これからの在宅医療現場の連携やアセスメントの質を向上させることについて大きな期待がかかっている。

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