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PEGサミット in びわ湖 2017—その1

胃瘻(PEG)ケア投稿日時-(2017-09-30)ナースの星編集部

まずは「PEGサミット in びわ湖」
実行委員会 事務局をなさった 医療法人西山医院 西山順博先生のご報告。

過去5回の「九州PEGサミット」、昨年の「北海道PEGサミットin小樽」を経て、関西では初の「PEGサミットinびわ湖」が、平成29年7月29日(土)~7月30日(日)に、アヤハレイクサイドホテルで開催された。
(当番世話人:東近江総合医療センター 伊藤明彦先生)

今回で第7回目となるこのイベントは、特別講演、グループワーク、実技セミナーを3本柱にした1泊2日の合宿形式のセミナーを通じて、最新の知識と技術を習得していただけるよう、運営委員一同が準備を進めてきた。

参加者:162名、招待スタッフ・講師:31名、運営委員:23名、総勢216名。

1日目は、有名講師による”目からうろこ”の特別講演。

◆特別講演1
座長 医療法人友仁会事業統括管理者 滋賀医科大学名誉教授 馬場忠雄先生
『胃瘻:歴史をたどりながら本来の意義を考える』
演者 大阪大学国際医工情報センター栄養ディバイス未来医工学共同研究部門教授
関西PEG・栄養とリハビリ研究会 代表世話人 井上善文先生

◆特別講演2
座長 大船中央病院特別顧問 PEG・在宅医療研究会会長 上野文昭先生
『経腸栄養の合併症とその対策~腸内環境からみた消化器系合併症対策を中心に~』
演者 滋賀医科大学 看護学科基礎看護学講座 附属病院栄養治療部教授 佐々木雅也先生

◆特別講演3
座長 国際医療福祉大学病院副院長 PDN代表理事 鈴木裕先生
『PTEGの必要性と管理のコツ』
演者 国立病院機構村山医療センター 大石英人先生

その後は、9班(1班18名)に分かれて、症例モデル滋賀茂造さん(75歳)の、
①最適な栄養経路は?
②栄養経路はPEGを選択、退院後多職種でどのように関わっていくのか?

について、活発なグループワークが行われた。

2日目は、9班に分かれ、9ブースを30分ずつ、実技セミナーを行った。

A)PEG造設、
B)PEG交換、
C)栄養剤半固形化、
D)簡易懸濁法、
E)PEG管理・スキンケア、
F)口腔ケア、
G)嚥下評価・リハビリ、
H)ポジショニング・食事介助、
I)メーカー展示


昨今、人工的水分・栄養補給法(Artificial Hydration and Nutrition : AHN)の代表格である胃瘻は、延命治療の代名詞のような扱いを受けていることを危惧する。
決して、延命治療を受けたいか受けたくないかの選択肢ではなく、まず、栄養療法がその人にとって益なのか害なのかをチームで考えていくことが重要である。

また、栄養管理とリハビリテーションが両輪となり、余命1ヵ月からの摂食嚥下支援ではなく、終末期の早い段階や、終末期を迎える前からの食支援が求められている。
このなかで、胃瘻による栄養管理を選択された患者には、正しい胃瘻ケアを提供する必要がある。

このサミットでは、栄養経路の正しい選択を介護福祉職と一緒に考え、PEGの知識や技術を学ぶだけでなく、胃瘻と食事を両立するために必要な口腔ケア・リハビリ・食事介助についても実技セミナーで体験できるように工夫した。
参加者にとっても、運営委員にとっても実りあるサミットであった。

実行委員・運営委員の皆さん。お疲れ様でした!

その他・透析ケア・透析ケアナースの星編集部

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