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ニュートリション・ジャーナル NUTRITION JOURNAL " 理解なき支援が「溝」を生む" Vol.03_その3

その他投稿日時-(2018-05-01)ナースの星編集部

低栄養の「発見・予防」をアセスメントの両輪に

サービス付き高齢者住宅を対象とした今回の調査は極めて意義のあるもので、私たちに多くの情報を提供してくれました。
老いと疾患が日常生活の重要課題になっている高齢者が、その解決策にできるだけ近いところで暮らしたいと思うのは当然であり、核家族化の結果としてこのタイプの施設が受け皿となっているのはとてもわかりやすいと思います。
高齢者住まい法に基づいて、介護サービスの基準、入居時の金銭のやりとり等の基準が決められていますが、これが有効に運用されるには、サポーターの育成とシステムの簡素化・IT化が必須となります。

医療現場では栄養アセスメントがかなり普及しましたので、低栄養発見のための「栄養状態のアセスメント」と低栄養に陥らないようにする「栄養方法のアセスメント」が両輪であることが広まっています。

サ高住では4割以上の施設が栄養方法としての食形態に不安を感じているようですが、スマイルケア食は安全性とわかりやすさが主な目的ですから、この考え方を普及させるための啓発ツールや便利なアプリなどが欲しいですね。
そして、その実践には、個別対応を行うための人間愛が必須だと思います。

鷲澤尚宏
(わしざわ・なおひろ)

 医学博士。東邦大学医学部臨床支援室教授。同医療センター大森病院栄養治療センター部長。
消化器外科、栄養治療という専門分野を通して、日本における栄養サポートチーム(NST)の普及に初期より尽力。地域の医療・介護スタッフからも頼られる存在。

その他・透析ケア・透析ケアナースの星編集部

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