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西山順博先生に訊きました 『ケアに活かせる栄養療法の豆知識』第12回

その他投稿日時-(2018-10-17)ナースマガジン


必須ミネラルのはたらき②銅(Cu)・マンガン(Mn)

先月号に引き続き、各ミネラルの特徴や摂取のポイントについて解説していきます。
今回は銅(Cu)とマンガン(Mn)を取り上げました。

銅とは?

銅は主に十二指腸や小腸で吸収され、門脈を経由して肝臓に到達します。吸収された銅の85%が肝臓から胆汁を介して糞便へ排泄されます。
銅は亜鉛と一緒に摂取すると、吸収を低下させることがあります。

銅のはたらき

銅は骨格筋、骨、血液などに分布し、エネルギーの生成、鉄の代謝、神経伝達物質の産生などに関与しています。銅は骨格筋、骨、血液などに分布し、エネルギーの生成、鉄の代謝、神経伝達物質の産生などに関与していまず。

銅が欠乏すると…

先天的な銅欠乏症にはメンケス病が挙げられ、知能低下や発育遅延、中枢神経障害などがみられます。後天的な銅欠乏には、クローン病や短腸症候群、摂食不足が挙げられ、鉄剤投与に反応しない貧血、白血球(好中球)減少、骨異常、成長障害、心血管系や神経系の異常、毛髪の色素脱失、脂質や糖代謝の異常などがみられます。

マンガンとは?

食事から摂取したマンガンは、胃酸によって2価として溶け、小腸にて3価となって吸収されます。
マンガンの吸収は鉄と競合します。

マンガンのはたらき

マンガンには、糖質、脂質、尿素の代謝を助け、骨を作る酵素を活性化させる働きがあります。

マンガンが欠乏すると…

通常の食生活では欠乏や過剰になることはほとんどありません。欠乏時の症状として、性ホルモンの生成能力の低下、骨・軟骨の形成不全などが起こる可能性があります。
また、過剰経口摂取よりも、経気道吸収、経皮吸収によるマンガン中毒にて、精神症状やパーキンソン病に似た中枢神経系障害、マンガン肺炎が報告されています。

参考文献
1)医科栄養学 監修 板倉弘重 建帛社 2010 初版
2)微量元素読本 監修 大阪大学名誉教授 高木洋治 http://www.otsukakj.jp/med_nutrition/products/biryogenso/section_2_1.html
3)簡単!栄養andカロリー計算 http://eiyoukeisan.com/calorie/nut_list/index_nut.html


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