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西山順博先生に訊きました『ケアに活かせる栄養療法の豆知識』第19回

その他投稿日時-(2020-05-27)ナースマガジン


必須ミネラルのはたらき⑨

鉄(Fe)

今回取り上げるのは鉄(Fe)。
鉄分は貧血予防になくてはならないミネラルです。食生活の変化により慢性的な鉄不足が進み、成人女性の5分の1や近年では成長期の中学・高校生の女子にも貧血が増えてきています。
鉄の働きや食品に含まれる鉄の量を把握し、バランスよく取り入れましょう。


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体内の鉄は、その7割がヘム鉄として血液中の赤血球を作っているヘモグロビンに存在し、体中に酸素を運ぶ重要な役割を果たしています。

ヘモグロビンは肺で酸素と結合し、酸素の少ないところで酸素を放出します。呼吸によって体に取り込まれた酸素は、鉄分を主成分とするヘモグロビンによって全身に運ばれます。ヘモグロビンが減少し酸素の運搬がうまく行われないと、体が酸素不足になり貧血になってしまいます。

■鉄のはたらき

①呼吸によって体に取り込まれた酸素を全身に運ぶ
②体内の酸素の少ないところで酸素を放出する

■鉄の過剰と欠乏

鉄分の吸収を高める栄養素に、ビタミンC・動物性タンパク質・クエン酸があります。また、鉄分の赤血球を生産する働きを助ける栄養素に、葉酸・ビタミンB12があります。
これらの栄養素を組み合わせることで、鉄の吸収・効果がアップします。

鉄分には肉や魚から摂取できる動物性のヘム鉄と植物性の非ヘム鉄があり、動物性の鉄分であるヘム鉄は吸収率が5倍ほど高くなっています。
両方をバランスよく摂取していく必要があります。

参考文献: 1)日本人の食事摂取基準(2015年版)の概要
      2)知っておこう透析とミネラルの関係
       https://chojurin.jp/study/mineral_balance.html
      3)簡単!栄養 and カロリー計算
        http://www.eiyoukeisan.com



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