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認定看護師さんインタビュー企画 ~加瀬 昌子さん(皮膚・排泄認定看護師)~

その他投稿日時-(2011-11-01)ナースの星編集部

今回の認定看護師インタビューは千葉県にある
総合病院 国保旭中央病院でご活躍をされている加瀬 昌子さんにお話を伺いました。

■看護師になるきっかけはあったのでしょうか?

小学生の頃から看護師になりたいなって思い描いていました。きっかけは私自身の入院です。

盲腸で入院をしたのですが、その時看護をしてくださった看護師さんの姿に憧れました。とても明るく、患者だった私を元気づけてくれたんです。
その姿に憧れ「私もこんな素敵な看護師さんになりたい」と強く思いました。

■認定看護師を知ったのは何がきっかけだったのですか。

そもそも私は認定看護師という存在を知りませんでした。私が認定看護師の存在を知ったのはETナースとの出会いのおかげでした。

仕事柄、ストーマ装具のメーカーの方と接する事があったのですが、その時にメーカーから依頼を受けて来ていたETナースの方から認定看護師という資格がある事を聞きました。その時は認定看護師について「そんな資格ができたんだ~」ぐらいにしか思っていませんでした。

■認定看護師を目指したきっかけを教えて下さい。

認定になる以前、人工肛門(ストーマ)の患者さまと接する機会があったのですが、やはり人工肛門などの体系変化がある患者さまは多くの不安を抱えているため、看護師に色々と質問をしてくるんです。

ですが当時の私はその質問に答える事ができず、患者さまの不安を取り除く事ができなかったのです。その事がとても大きく頭に残ったのと同時に、「このままではいけない。知らなきゃ駄目なんだ」って思い始めました。

患者さまとの出会い、これが認定看護師を目指した一番のきっかけですね。患者さまの不安を取り除くには知識を高めなければだめなんです。

■認定看護師を目指す上での勉強はどのようにされたのでしょうか。

看護雑誌などを購入して勉強していました。当時はいわゆる過去問みたいなものが無かったので、雑誌などを元に日勤後に勉強していました。ですがもちろんそれだけでは時間が足りないので、私は日々の業務の中で学ぶ事を意識しました。

臨床の場でのデータや上がってきた声って実はとても勉強になるって思うんです。ですから日々の業務の中でしっかりと意識をし、臨床の場でしっかりとアンテナを張り巡らす事により本質的な部分から学ぶ事ができます。

例えば、検査データや手術記録を書く中で分からない事を抽出し、DRに聴いたり、参考書で調べたりすることなど。看護師はみんな時間がないと思います。だからこそ臨床の場で勉強する。意識すれば臨床の場でもきちんと学べるんです。

■現在、認定看護師として病院で取り組まれていることは何でしょうか。

院内で褥瘡管理者として褥瘡の発生と予防に関しての取り組みをしています。具体的には定期的に院内を巡回し、褥瘡のできてしまっている患者さまへのケアや褥瘡ができる可能性のある患者さまへの予防策などを考案しスタッフへの指導や提案をしています。そのほかに、ストーマ、スキントラブルなど、皮膚・排泄ケアについて専門的なケア介入に取り組んでいます。

また、勉強会も積極的に開催して院内のスタッフの知識レベルの向上をはかっています。勉強会に関しては院内だけでなく、地域への関与も進めています。「スキンケアフォーラム」という形で地域の訪問看護ステーションなどで勤務をされている訪問看護師の方々などにも参加をして頂いています。

勉強をしたいけども遠くに行けなかったりする人が多くいる現状があります。ここは首都圏ではないので、地域で連携して勉強会などを開き、医療の向上を図っていきたいと考えています。この活動はこの地域の7病院が参加して年に数回行っています。今年で5年目、計10回ほど開催することができました。今後もこの活動には力を入れていきたいと思います。

■今後の取り組みの目標などはありますでしょうか。

フットケアにおけるスキンケアに力を入れています。

最近は足の褥瘡が増えてきているんです。特にかかとになるのですが、普通の褥瘡と足の褥瘡は似て非なるものでして、処置なども大きく変わってきます。

まだまだアセスメントのルールなどが確立されていない分野であるため、現在症例を積極的に集めています。今後は予防なども含めてフットケアのフローチャートを作成したいと考えています。フローチャートがあれば予防から対策についてスタッフ全員で知識を共有できますからね。

■認定看護師を目指す看護師さん、勉強会などを立ち上げる看護師さん達に向けてのメッセージをお願いします。

何かを始める時、例えば勉強会などを立ち上げる時は大きな苦労が伴うと思います。中々協力してもらえなかったり、人が集まらなかったり。最初は仲間を集めるのって難しいですよね。そんな時認定看護師の研修学校の校長の言葉を思い出しています。
それは「5%の法則」です。先ずは5%の仲間、同志を見つけて活動をする。20人に1人の理解者を得ることから始める。5%の理解が得られればその後の活動はしっかりと芽生えていくもの。私もそんな「5%の法則」を元に、地域勉強会の立ち上げを行ってきました。

必ず自分の考えに賛同をしてくれる人はいるはず。だから先ずは無理をしないで小さい規模で頑張ってみてください。最初は小さくていいんです。次第にそういった活動は口コミで広がっていくものです。

あきらめずに頑張ってください。

<加瀬昌子さんがご活躍されている病院>
総合病院 国保旭中央病院
〒0479-63-8580
千葉県旭市イの1326番地
TEL:0479-63-8111(代表)
>> http://www.kangobu.jp/


その他ナースの星編集部

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