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専門家Q&A

仙骨部に軽度褥瘡がある方の対応について

ご質問

車イス,または寝たきりの状態で,仙骨部に軽度褥瘡がある方の対応についてお伺いします。
褥瘡の処置についてはこれまで沢山の方法,使用薬剤等考えられ,用いられてきています。
(石鹸の使用有無・ガーゼ・防水テープ使用の有無など含む)
仙骨部という場粗野入院施設でなく,体交が不十分だったりと,なかなか快方に向かわないことも多くあり,
又,便汚染してもその都度の洗浄が難しいこともあります。
そんな中でも現在で一番良い方法と考えられ用いられている方法を教えて頂けませんでしょうか?

専門家の見解

『軽度褥瘡』ということで『感染のない、浅い褥瘡(真皮損傷レベル)』と仮定しお答えいたします。
日常生活自立度B・Cであり、仙骨部に発生、便汚染がある状態ですと①ズレや摩擦、②湿潤(汚染)が加わり難治性になっている可能性が考えられます。

まず、創自体の保護ですが、浅く感染がない場合には創傷被覆材での保護が可能と考えられます。主治医に確認しハイドロコロイドの貼付をお勧めします。ただ、単独で使用してもズレや摩擦によりよれてしまったり、便汚染ですぐに交換ということになりかねます。
そこで①ズレ・摩擦対策として、ズレが起きやすい方向で高滑り機能のリモイスパッドなどを併用しましょう。②便汚染対策については被覆材の上部にポリウレタンフィルムを貼付し被覆材に直接便が付着するのを防いだり、撥水剤を併用することで便から創部を守ることができます。ポリウレタンフィルムを貼付する場合は、臀裂に沿ってしっかり密着させないと隙間ができ、便の侵入を許すことになりますので、特に注意して下さい。

創部自体に便の侵入が無ければ排便のたびに洗浄は必要ありませんし、創傷被覆材も最長1週間貼付できますので、介護の手間は省かれると思いますよ。

こちらの記事は、会員のスキルアップを支援するものであり、患者の病状改善および問題解決について保証するものではありません。
また、専門家Q&Aにより得られる知識はあくまで回答専門家の見解であり、医療行為となる診療行為、診断および投薬指導ではございません。
職務に生かす場合は職場の上長や患者の主治医に必ず相談し許可を取ってから実践するようお願いいたします。
専門家Q&Aを通じて得た知識を職務に活かす場合、患者のの心身の状態が悪化した場合でも、当社は一切責任を負いません。
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