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【何ぞやシリーズ1】 リハビリテーション栄養とは何ぞや?

【何ぞやシリーズ1】 リハビリテーション栄養とは何ぞや?

投稿日:2014.05.07

日常看護で耳にすること・目にすることの中から、「それって何?」と思うことを取り上げる新コーナーです。
第1回はリハビリテーション栄養を取り上げました。栄養管理とリハビリテーション、別々に考えていませんか?
WHO(世界保健機構)は1981年国際障害者年に、「リハビリテーションは障害者が環境に適応するための訓練を行うばかりでなく、障害者の社会的統合を促す全体としての環境や社会に手を加えることも目的とする。
そして、障害者自身・家族、彼らの住んでいる地域社会が、リハビリテーションに関するサービスの計画や実行に関わり合わなければならない」と定義しているのね。

ラテン語のre(再び)と habilis(適した)が語源とも言われていて、『再び適した状態になること・本来あるべき状態への回復』という意味を持つんですって。
障害者の生活機能を6つの概念に分類して全人的に評価するツールであるICFでは、栄養状 態も評価するのが本来の姿なんだ。 個人の生活機能はそれぞれの概念が複合的に関係してるから、双方向の矢印なんだよ。環境因子が 6つの概念のひとつになっているのは、環境改善で生活機能を向上させるというリハの考え方が含ま れているからさ。  ICFで評価すると、 こんな感じ。( 表1)
PT・OT・STスタッフと情報共有する時も、ICFの考え方を理解した質問で、患者さんの情 報を共有できるといいね。 野寺先生はこんな風に質問してたよ。

僕らもこういうことに気をつけて、会話しなくちゃね。(表2)
■監  修/ 若林秀隆医師
      ( 横浜市立大学附属市民総合医療センターリハビリテーション科)
■参考文献/「リハビリテーション栄養ハンドブック」 
      編著・若林秀隆<医歯薬出版株式会社>

 作 画 : 上田みう
 制 作 : マンガエッグ・エンターテイメント

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