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【何ぞやシリーズ3】 「スキンテア」とは何ぞや?

【何ぞやシリーズ3】 「スキンテア」とは何ぞや?

投稿日:2015.02.19

高齢者看護の現場で、ちょっとした摩擦や圧迫で皮下出血が生じたり皮膚が裂けてしまったりするという経験はありませんか? 
褥瘡同様、このようなスキントラブルの予防・対策が国内外を問わず注目されています。

高齢者の脆弱な皮膚を守るケアのために、知っておきたい「スキンテア」って何ぞや?
作画:上田みう  制作:マンガエッグ・エンターティメント
高齢者の皮膚は傷つきやすい僕らの体は、表皮、真皮、皮下組織の層が密着している「皮膚」によって包まれているよね?  
でも高齢者はこれらの層ごとの結合がゆるくて、摩擦やずれに弱いんだ。
スキンテアの研究は、オーストラリアで活用されている「STARスキンテア分類システムガイドライン」が有名で、日本語にも訳されているのね。

テアのレベルは皮膚の状態と色で、カテゴリー1a・b、2a・b、3と5段階に分類されているわ。

テアの発症時というのは、打撲や摩擦があっても、本人に擦れたりぶつけたりした自覚がないほど軽微な場合でも起きることがあるんですって。

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●日本語版STAR スキンテア分類システムガイドライン
 1.プロトコルに従い、出血のコントロールおよび創洗浄を行う
 2.(可能であれば)皮膚または皮弁を元の位置に戻す
 3.組織欠損の程度および皮膚または皮弁の色をSTAR分類システムを用いて評価する
 4.周囲皮膚の脆弱性、腫脹、変色または打撲傷について状況を評価する
 5.個人、創傷、およびその治癒環境について、プロトコル通り評価する
 6.皮膚または皮弁の色が蒼白い、または黒ずんでいる場合は、24から48時間以内、または最初のドレッシング交換時に再評価する
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テアと判断されたらガイドラインに沿ってケアをしていくけど、テアなのかどうか、原因が不明で判断に迷うときもあるかも。
そんなときは、ここがポイントなんだって。

高齢者の皮膚がすごく弱いことを理解して、摩擦やずれを生じないように気をつけなくちゃね。
(つづく)
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■監  修/ 渡辺光子 皮膚・排泄ケア認定看護師
■資料提供/ 一般社団法人日本創傷・オストミー・失禁管理学会 学術教育委員会




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