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廣町佐智子先生の看護研究の進め方第21回

データの収集:質的分析2 廣町佐智子先生の看護研究の進め方

投稿日:2012.10.19

今回は質的分析の方法を具体的に解説します。


1研究方法に関するアイディアをもつ
 調べるといっても、最初はあいまいなところからのスタートです。それでも、どんな対象者からどんな方法で情報収集をしたらいいのかできるだけ綿密に計画します。 研究方法としては非構造化、半構造化の観察法や面接法がとられることが多いです(詳しくは「第6回:研究計画作成②」をご参照下さい。)


2データの収集

 はじめは少数の対象者からデータを収集してみます。それをもとに、最初に立てた研究計画を練り直します。


3テキスト形式でデータを記録する
 本格的に観察や面接によってデータ収集をします。収集したデータは、テキスト形式(文章形式)に直します。対象者の行為や出来事のおかれた文脈や全体状況が他者に伝わるよう、対象者の表情や姿勢、態度なども生々しく記述します。


4コーディング
 研究者は生々しく書いた記述内容を繰り返しよく読んでその状況に浸り、味わいます。そして、記述内容から、研究目的にあっていると考えられるものにアンダーラインを引きます。次に、アンダーライン部分を表すようなキーワードやテーマをつけていきます。このキーワードやテーマをコード名といい、コード名をつける作業をコーディングといいます。
5カテゴリ化と概念化(第2・第3段階の抽象化)
 コード名を記入したカードを準備し,内容が似た者同士を近い場所に並べてまとまりをつくります。これをカテゴリ化といいます。カテゴリ化ができたら、カテゴリを総括する「名前」をつけます。これを「カテゴリの命名」といいます。研究目的によっては、さらにそのカテゴリをまとめ、上位の概念をつくり、命名することもあります。
  6概念間の関係を明らかにする
 最後にカテゴリや概念同士の関係を模式図に示します。色々なパターンがありますが、一例を示しておきました。
質的分析は、研究者自身の主観が分析の道具となります。

そのため、研究者自身の考え方の偏りが分析結果に大きく影響します。

最初は質的分析に詳しい人の指導を受けることをお勧めします。

◆看護研究の進め方◆

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