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専門家Q&A

PEGの患者について

ご質問

PEG造設して3~4年経過の患者がいます。
(リウマチあり、プレドニン内服中、急性腹症似て緊急OPEも実施しており、ストーマあり、昨年秋ごろにも軽いイレウス発症し、排気にて改善しております。)

PEG部の不良肉芽が増殖し、挿入周囲より注入物の漏れもある様で、常に湿潤し、臭気もあります。一度硝酸銀にてやいていただきましたが、改善なし 現在に至っています。
毎日 温湯にて洗浄し、アズノール軟こうを周囲に塗布し、ティッシュペーパーにて周囲を巻いています。何か良い方法があれば教えていただきたく思います。よろしくお願いいたします。(このような症例は他にもあるのでしょうか?)

専門家の見解

漏れと肉芽が問題となる場合は、添付した図のように
PEGチューブが倒れて創縁に圧がかかっている場合が多いです。
外部ストッパーと皮膚との間に1cmほどの余裕が取れているでしょうか?
隙間の余裕があればコットンパフなどで吸収+チューブの直立を助けるという手もあります。
チューブ型のPEGの場合、可能であればボタン型に変更し、
栄養剤注入時以外は接続チューブを外すことで、チューブの倒れ込みによる圧を減らせます。

ティッシュペーパのこよりのメリットは吸湿性と安価な点ですが、
濡れた状態で置いておけば皮膚のただれを引き起こします。
汚れたらすぐ交換、そのたびに軽く洗浄するのがこつです。

また、漏れは胃内圧が高い場合に起きやすいので、栄養剤注入前や注入後2時間ぐらいで
胃内容を吸引して胃内圧を下げてあげるのも一法です

こちらの記事は、会員のスキルアップを支援するものであり、患者の病状改善および問題解決について保証するものではありません。
また、専門家Q&Aにより得られる知識はあくまで回答専門家の見解であり、医療行為となる診療行為、診断および投薬指導ではございません。
職務に生かす場合は職場の上長や患者の主治医に必ず相談し許可を取ってから実践するようお願いいたします。
専門家Q&Aを通じて得た知識を職務に活かす場合、患者のの心身の状態が悪化した場合でも、当社は一切責任を負いません。
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