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専門家Q&A

PEG増設後のガーゼ交換について

ご質問

PEG増設すると抜糸は2週間めでされており、それまでは毎日イソジン消毒をしガーゼ交換を行っています。その間に注入は開始されています。このやり方でいいでしょうか?また、シャワーは、増設後何日経てばOKですか?

専門家の見解

創部のイソジン消毒は、創傷治癒の観点から極力短期間がよいとされています。
和ちゃんさん ご質問ありがとうございます。

回答する前に1点あります。
『増設』の文字が違っていますので正しくは『造設』となりますので気をつけましょう。

まず、造設後のガーゼ交換についてですが、術後24時間のガーゼ交換はしないようにしてください。
出血の有無の確認は必要ですので、ガーゼ汚染が強い場合は術者に報告してください。
術者は、止血目的で、外部ストッパーと皮膚の間に必要なYガーゼをかませています。
指示がないのにガーゼ交換をすると再出血の危険があります!!。


創部のイソジン消毒は、創傷治癒の観点から極力短期間がよいとされています。現在は我々の施設では2日間としています。
抜糸は貴施設では2週間とのことですが、少し長いように思います・・・。我々の施設は1週間としています。

注入の開始は、翌日よりがよいと思っています。PEG前に経鼻胃管などの経管栄養をされていた方は早く栄養量がUPできますし、CVによる経静脈栄養であった方(腸を使っていなかった方)は徐々にUPしていかなくてはいけません。また、医師の確認GOサインが必要であり、注入開始が週末にならないことも大切です。初回の注入は白湯やブドウ糖、GFOを注入しています。

清拭は、シャワーを抜糸後の1週間後より、風呂は2週間後より開始しています。
*近いうちに、私のコラムで、PEG院内造設パスを紹介させていただきます!!

Thanks.

ご解答いただきありがとうございました。私が勤務する施設では、嚥下機能の低下した高齢の患者さんが多く、PEG造設は月に一人位はあります。そんな中、今の創傷処置の方法で良いのか疑問に感じ質問させていただきました。今後のPEGケアの改善に努めていきたいと思います。

こちらの記事は、会員のスキルアップを支援するものであり、患者の病状改善および問題解決について保証するものではありません。
また、専門家Q&Aにより得られる知識はあくまで回答専門家の見解であり、医療行為となる診療行為、診断および投薬指導ではございません。
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