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専門家Q&A

透析患者の内服薬についてききたい

ご質問

透析患者さんって、内服薬の用法容量が複雑で、内服確認の時、正直大変だなぁ…と思ってしまいます。
だけど必ず理由があるはず・・・。
何で曜日で薬が違うのか、食前と食後の違いは?
…理由や注意点が分かっていればケアにつなげていけそうなんだけど・・・。

専門家の見解

透析患者の薬剤の用法用量には大切な意味が含まれています
投与した薬は体内で作用を発揮した後、体外へ排泄されます。薬の排泄方法は何通りかありますが、腎排泄と胆汁排泄が主な排泄方法です。腎機能低下をきたした透析患者は、薬の腎排泄ができず薬剤中毒の危険性があるため、そのような薬は禁忌もしくは腎臓専門医の厳密な管理が必要になります。
具体的な腎排泄薬の管理とは、血液透析治療でこの薬剤がどれだけ除去できるのかできないのかを把握、さらに血中薬物濃度を測定し管理します。
曜日毎で薬が違う場合は、腎排泄薬を透析で除去させたい、させたくない等、医師が透析日時をみながら管理している可能性があります。また透析患者の多くは摂取したリンが排泄できないためリン吸着薬を内服しています。この薬は食べ物に含まれるリンと薬が胃の中でくっつき(吸着)便とともに排泄させる薬です。したがって食物と混ぜる必要があることから食直前、あるいは食直後に服用しなければ効果はありません。通常、食後薬とは食後30分たっての服用となるため、食後薬とこのリン吸着薬を一緒に服用しても効果がないばかりか、かえって副作用が強く出ることもあります。
このように透析患者の薬剤の用法用量には大切な意味が含まれています。医師の指示を守り正しい服薬管理をしていきましょう。

こちらの記事は、会員のスキルアップを支援するものであり、患者の病状改善および問題解決について保証するものではありません。
また、専門家Q&Aにより得られる知識はあくまで回答専門家の見解であり、医療行為となる診療行為、診断および投薬指導ではございません。
職務に生かす場合は職場の上長や患者の主治医に必ず相談し許可を取ってから実践するようお願いいたします。
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