廣町佐智子先生の看護研究の進め方第3回
関連文献検討(1) 廣町佐智子先生の看護研究の進め方
投稿日:2012.05.24
関連文献の検討は、研究を行ううえで必要不可欠なものです。その目的は2つあります。
ひとつは「ひとりよがりな文章の客観性を高めること」、ふたつめは「研究のオリジナリティを確認すること」です。
今回は、最初の「ひとりよがりな文章の客観性を高めること」について説明したいと思います。
ここでひとつの「はじめに」の例を出します(本来は800字程度書きますが、ここではもっと簡単なものを提示します)。
ひとつは「ひとりよがりな文章の客観性を高めること」、ふたつめは「研究のオリジナリティを確認すること」です。
今回は、最初の「ひとりよがりな文章の客観性を高めること」について説明したいと思います。
ここでひとつの「はじめに」の例を出します(本来は800字程度書きますが、ここではもっと簡単なものを提示します)。
ここでひとつの「はじめに」の例を出します(本来は800字程度書きますが、ここではもっと簡単なものを提示します)。

下線部を見てください。
この研究の「背景」となる部分です。
この部分は、はじめは観察や取材によって書いていくので、どうしても「自分の病棟」という狭い世界でしか通用しない独りよがりな内容になってしまいます。
しかし研究は、多くの人が読んで参考にできるものでなければなりません。
そこで、文献を用いて文章に客観性をもたせる工夫が必要になるのです。
文献的な裏付けをとり、文章を「文献の引用」でおきかえていくのです。
では、どのようなポイントを確認していけばいいでしょうか。以下に示しました。
この研究の「背景」となる部分です。
この部分は、はじめは観察や取材によって書いていくので、どうしても「自分の病棟」という狭い世界でしか通用しない独りよがりな内容になってしまいます。
しかし研究は、多くの人が読んで参考にできるものでなければなりません。
そこで、文献を用いて文章に客観性をもたせる工夫が必要になるのです。
文献的な裏付けをとり、文章を「文献の引用」でおきかえていくのです。
では、どのようなポイントを確認していけばいいでしょうか。以下に示しました。

ここで用いる文献・資料ですが、テキスト・単行本・雑誌の特集・統計資料集などが適しているといえるでしょう。
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◆看護研究の進め方◆
<第1回 テーマ決定1>
<第2回 テーマ決定2>
<第3回 関連文献検討1>
<第4回 関連文献検討2>
<第5回 補足資料 『はじめに』の例>
<第6回 質問紙法1>
<第7回 研究計画作成1>
<第8回 研究計画作成2>
<第9回 質問紙法2>
<第10回 面接法1>
<第11回 面接法2>
<第12回:データ収集:観察法①>
<第13回:データの収集:観察法②>
<第14回 データの収集:実験法①>
<第15回 データの収集:実験法2>
<第16回 倫理的配慮1>
<第17回 倫理的配慮2>
<第18回 量的分析1>
<第19回 量的分析2>
<第20回 データの分析:質的分析1>
<第21回 データの収集:質的分析2>
<第22回 論文の作成>
<第2回 テーマ決定2>
<第3回 関連文献検討1>
<第4回 関連文献検討2>
<第5回 補足資料 『はじめに』の例>
<第6回 質問紙法1>
<第7回 研究計画作成1>
<第8回 研究計画作成2>
<第9回 質問紙法2>
<第10回 面接法1>
<第11回 面接法2>
<第12回:データ収集:観察法①>
<第13回:データの収集:観察法②>
<第14回 データの収集:実験法①>
<第15回 データの収集:実験法2>
<第16回 倫理的配慮1>
<第17回 倫理的配慮2>
<第18回 量的分析1>
<第19回 量的分析2>
<第20回 データの分析:質的分析1>
<第21回 データの収集:質的分析2>
<第22回 論文の作成>
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