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廣町佐智子先生の看護研究の進め方第16回

倫理的配慮1 廣町佐智子先生の看護研究の進め方

投稿日:2012.08.31

 研究を行う場合、被験者に不利益がないように、研究内容を確認したり、被験者への説明と同意を徹底したりすることは周知のことと思います。しかし、今回はもう少し突っ込んだ視点で倫理的配慮を考えます。


 さて、皆さんは研究者である前に看護師という実践者です。実践者が臨床研究を行う場合、実践をおろそかにしたうえでの研究は、倫理的に許されないことは理解できていますか。

具体的にどういうことか、研究のプロセスに沿って具体的な倫理的配慮について確認していきたいと思います。
研究の各段階での倫理的配慮

1)研究課題の設定段階
1 学習すれば容易に問題解決できるような課題を研究課題にしない。

 研究は、時間もお金も労力もかかるので、問題解決の方法としては最終手段です。
他にもっと簡単に問題解決できる方法があれば、そちらを優先しましょう。

2 研究することを自己目的化しない
「研究の順番が回ってきたから仕方なく」研究に取り組む人もいらっしゃるのではないでしょうか。それは、研究の目的が「研究」であるということです。


研究の目的が「臨床の問題解決」ではない場合、研究はいい加減になります。これでは、協力してもらう方々に対して倫理的に問題です。 


2)研究計画立案段階
1 研究方法が対象者に及ぼす不利益を最低限にすることです。研究方法にはそれぞれ弱点(不利益)がありました。以前の学習内容を踏まえて、以下の内容を確認してください。
2 万が一に備えて不利益やトラブル発生時の対応を計画する。
3 研究計画は妥当な内容か確認する。

計画がずさんだと、一番悪影響をこうむるのは研究対象者や被験者です。

できるだけ、専門家の指導を受けて計画化するようにしましょう。

次回、この続きを説明していきます。

◆看護研究の進め方◆

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