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透析看護の基本のキ!第13回

第13回 透析室やその近くでの火災

投稿日:2016.02.05

火災を発見したら、一人で火を消そうと考えず、声を出して近くにいる人に助けを求めましょう。
それから、自衛消防活動を開始します。

施設によりますが、透析室には高額な透析装置があるため、天井に消火スプリンクラーの設置がありません。消火栓などからの放水によって消火活動を行います。

消火が不可能な場合、透析を中断して緊急離脱を行います。
緊急離脱には、通常の返血を行う場合と、返血をせず抜針・止血ベルトを着用する方法、回路切断法などがあります。

自施設の防災マニュアルをあらかじめ確認しておきましょう。そして、避難する場合、防火区画への水平移動・地上階への避難など施設の防災非難マニュアルに沿って避難を行います。

その際、患者の止血に必要な止血綿・止血ベルト・インジェクションパッドなどが入った持ち出し袋を携帯します。

患者を安全な場所へ避難させ、抜針や止血の処置を行います。安全に避難を行うために、患者自身に常に止血ベルトを携帯・持参するよう日頃から指導を徹底しておく必要があります。

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