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要介護1の母と私の関わり第2回

要介護1の母と私の関わり②

約束の時間に、トータルリハの介護士さんが、家まで迎えに来てくれました。
母の家から車で15分ぐらいのところに、その施設はあります。車中で、孫と同い年の介護士さんが、母の話を熱心に聞いてくれました。
母が介護士さんに話しているのは、「昔この辺は畑ばっかりだった。昔はこんな建物などなかった」という、もう50年以上も前の記憶です。
私でさえ、母のこういった昔話を聞くのには、もう聞き飽きていますし、母には少し認知症があるのだと言う事実を受けとめられず、同じ事を何度も話す母の話に、イライラした気持ちで聞いてしまうことがよくあります。
孫たちは、全く母を相手にしない、返事をしないことすらあります。
このような状況の中で、仕事とは言え介護士さんの母へ対する接し方は、本当に頭が下がるものでした。
施設に着きました。
中は思ったより広くありませんでしたが、時間制、3交代制で10人弱という、少人数制でのリハビリです。
スポーツジムにあるような、いくつかのマシン機材があり、またトータルリハならではのスウェーデンから取り寄せたという、特殊なロープの機材もありました。

写真は、母がお試しで介護士さんのトレーニングを受けているところです。
3時間で、身体と口腔機能のトレーニングしていきますが、今日は口腔ケア及びトレーニングは見学だけでした。
母も私も、介護施設というと、体の不自由なお年寄りばかりが集まり、介護士さん達にお年寄り扱いされながらリハビリをしていくというイメージでしたが、全くイメージが違いました。母も、「ぜひ通いたい」ということで、来月からの利用が決まりました。
帰りに母とランチを食べに行きました。
母はほとんど歯がありません。入れ歯も合わないものを入れています。でもやっぱり、食事をしているときの母の顔は、とても幸せそうです。
食べるために体を動かす、体を動かすにはエネルギーとなる食事が必要!
本当に歯は大切です。

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