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透析看護の基本のキ!第8回

第8回 バスキュラーアクセスの観察とは

投稿日:2015.08.04

1)シャント音の確認流出静脈に流れる動脈血の摩擦音をシャント音と言います。シャント吻合部から中枢側へステートをやさしくあてザーザー・ゴーゴーという低い音を確認します。閉塞があるとキュンキュンなど高い音がする、もしくはシャント音が完全消失してしまいます。自己血管内シャントや人工血管内シャントの場合これを確認します。

2)スリルの確認スリルとは流出静脈に流れる動脈血の振動の事です。シャント音の確認  とともに、シャント血流が保たれているかを確認する方法です。シャント吻合部に2~3指沿わせ、その振動を確認します。主に自己血管内シャントの患者さんの観察方法です。異常をきたしている場合、スリルの消失や血管ボリュームの減弱、また痛みを生じることがあります。

3)目視確認熱感・腫脹・色調変化を確認します。バスキュラーアクセスの感染の有無を確認します。

参考文献 透析ケア・最新マニュアル 改訂2版 基本の技術と事故・トラブルを未然に防ぐ知識 医学芸術社
執筆ライティング :看護師 水田 みゆき

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