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専門家Q&A

フットケアについて

ご質問

弾性ストッキングを履いてはいけない患者様がいます。糖尿病の患者と
ASOの患者は基本的に動脈が触れても触れなくても禁忌ですか?また、他に履いてはいけない患者はいますか?また、はいてはいけない人は術後に詰まらないようにケアするには、どのようなケアまたは本人・看護師ができるリハビリはありますか?

専門家の見解

弾性ストッキングを糖尿病やASOの患者様に装着する目的は、何でしょうか。
ちなみに弾性ストッキング装着のひとつの目安として、ABIが0.7未満の患者には使用をしないというものがあります。
いずれにしても、血行障害が疑われる患者様への弾性ストッキングの装着には、医師の指示が必要です。

術後の静脈血栓症予防のために使用する、ということであれば、手術内容や手術時間、術中の体位により適応があるかと思います。また予防方法も、弾性ストッキングのほかに、間歇的空気圧迫法で行う場合もあります。

術後の対策としては、何よりも早期離床をはかることが最も効果的です。座位や立位をとることだけでも効果があります。また、床上や座位でも、骨格筋のポンプ作用を活用すること、例えば腓腹筋のフットポンプを促すために、足の背屈・底屈運動を繰り返し行うなどの方法があります。理学療法士に、患者の個別性に応じた運動のアドバイスをもらうのもいいでしょう。

繰り返しになりますが、医師に確認、相談しながら進めていかれることをお勧めいたします。

こちらの記事は、会員のスキルアップを支援するものであり、患者の病状改善および問題解決について保証するものではありません。
また、専門家Q&Aにより得られる知識はあくまで回答専門家の見解であり、医療行為となる診療行為、診断および投薬指導ではございません。
職務に生かす場合は職場の上長や患者の主治医に必ず相談し許可を取ってから実践するようお願いいたします。
専門家Q&Aを通じて得た知識を職務に活かす場合、患者のの心身の状態が悪化した場合でも、当社は一切責任を負いません。
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