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専門家Q&A

開口障害のある方で開口している状態を保つ方法

ご質問

口腔ケア時,口を開けてもらえない や 開口障害のある方は難しいです。
指をかまれてしまったりしたこともあります。開口している状態を少しの時間でも
保つには,自宅ではどのようなものを使ったらよいでしょうか?

専門家の見解

お口を開けてくれないという状態に至った背景や原因により対策は異なってくると思います。
例えば原因を大きく分けて

①拒否
②認知症により状況が理解できていない
③疾病により開けられない

と分けて考えて見ましょう。

拒否に至った背景として、過去に嫌な(痛いとか)体験があるとするのであれば、無理をする(させる)のではなく心に寄り添う工夫をしてみる。

認知症、高次脳機能障害のある方は私たち健常者と同じように状況把握ができないことがあります。術者はあせらずに、介助磨きが上手くいくパターンを見つけて上手くいったときは笑顔を投げかけるといった心配りが開口に繋がります。
また、原始反射が発現している場合は原始反射を利用して開口させることができます。


少ない時間でも開口できるのであれば、開口時にでき得ることを繰り返す工夫も有効です。
疾病等により開口できないこともありますので、何か物を咬ませて開口を求めたい場合は、歯科医師の診断を仰いだ上で決めていかれるのが良いでしょう。

こちらの記事は、会員のスキルアップを支援するものであり、患者の病状改善および問題解決について保証するものではありません。
また、専門家Q&Aにより得られる知識はあくまで回答専門家の見解であり、医療行為となる診療行為、診断および投薬指導ではございません。
職務に生かす場合は職場の上長や患者の主治医に必ず相談し許可を取ってから実践するようお願いいたします。
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