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西山順博先生に訊きました 第16回

西山順博先生に訊きました  『ケアに活かせる栄養療法の豆知識』第16回

投稿日:2020.03.13

必須ミネラルのはたらき⑥

リン(P)

今回取り上げるのはリン(P)。リンは身体活動にも内臓機能にも重要な役割を果たしています。
リンの働きや食品に含まれるリンの量を把握し、過不足に注意しましょう。
リンは生物に必須のミネラルで、エネルギー代謝や脂質代謝などにおいて重要な役割を担っており、カルシウムとともに骨格筋を形成する働きがあります。
生体内のリンは、約80%がリン酸カルシウムとして存在し、骨は歯の成分となっています。
リンは小腸で吸収されています。副甲状腺ホルモンによって調整され、血清リン濃度は正常範囲に維持されています。

■ リンの働き

①骨、歯などの硬組織をつくる。
②体内でビタミンB₁やビタミンB₂と結合して補酵素となり、糖質の代謝を促進する。
③高エネルギーリン酸化合物(アデノシン三リン酸:ATP)などを作り、エネルギーを蓄える。

■ リンの過剰と欠乏

食品添加物は、使用基準や表示義務がないので現状ではどれくらい含まれているのか明らかではありません。加工食品、ファーストフードは無機リンを多く含める、厳密に表示されると想像以上に多い量になることが予測されます。
リンの摂取は900mg /日以下を目標に摂取し、リンの含有量が多い食品の摂り過ぎに気をつけましょう。

■ 透析患者は注意!

透析患者は腎機能が低下しているため、小腸で吸収されたリンを尿中に排泄できず、体の中にリンが蓄積されてしまいます。透析中に排泄はされていますますが、3分の1程度が体内に残り、これらが蓄積されたると高リン血症を発症します。
また、透析患者は活性型ビタミンD₃(血液中のカルシウムを増加させる働きがある)が生産されなくなり、血液中のカルシウムが低下します
参考文献 ⑴ミネラルの教科書 http://mnritext.jp/
     ⑵簡単!栄養 and カロリー計算 http://eiyoukeisan.com

https://chojurin.jp/study/mineral_balance.html

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