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透析看護の基本のキ!第3回

第3回 血液透析の「穿刺」とは

投稿日:2015.07.07

血液透析では治療に必要な血液を体外へ導き出すためと浄化された血液を体内へ戻すためのバスキュラーアクセスを確保するために、2か所血管内外へ交通するルートを確保します。

その手技そのものを「穿刺」と呼びますが、病棟などで行われているサーフロ針によるルート確保の手技と似ています。
透析用の留置カテーテルを挿入されている患者さん以外は、血管ルート確保を行うために治療の都度穿刺を受けます。
効率的な透析療法を行うには200ml/min程度の血流量を必要とするため、その流量を確保・安定させられる15~18Gの透析用カニューレを用います。
採血や点滴とは違いかなり太いカニューレを用いるため、穿刺を受ける患者さんの苦痛の負担は大きく、患者さんにとって透析治療は穿刺が一番の山場だと思っている人も少なくはありません。
参考文献; 第6版 透析療法マニュアル(日本メディカルセンター)2005年 7月執筆ライティング :看護師 水田 みゆき

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