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ナースマガジン特別企画「医師&看護師座談会」

その他投稿日時-(2018-03-06)ナースマガジン

職場でのさまざまなシーンでアロマを手軽に楽しめるソニーの『AROMASTIC』。今回、3名の看護師の方にモニターとして試用していただき、感想や意見を伺いました。
医療現場で働く医療従事者にどう役立つか、今後、患者に対してどう活用すればよいかなど、「AROMASTIC」が医療現場を変え得る可能性について話をうかがいました。

参加者
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ファシリテータ
水野英彰先生
(目白第二病院副院長兼外科部長)
阿部まゆみ先生
(元名古屋大学大学院医学系研究科看護学専攻がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン特任准教授)
石田智恵子さん
(船橋中央病院 がん化学療法看護認定看護師)
齋藤雅子さん
(船橋中央病院 がん性痙痛看護認定看護師)

ストレスケアに活用すればナースの離職対策にもなる?

水野 ナースの業務は多岐にわたり、疲弊している人も多いかと思います。医療従事者ほどストレスを放置しているのではないかと感じることがありますが、いかがですか。

齋藤 仕事中はトイレに行く余裕もなく、疲れ果ててしまうこともあります。体みの日は出かける気にもなれないと言いながら、笑顔で働いている新人の姿を見ると切ないですね。

石田 昔はタバコを吸うスタッフもいましたが、現在は病院の敷地内全面が禁煙になり、喫煙でのストレス解消もできなくなりました。

水野 医療従事者は奉仕の精神が大きく、一般企業に比べて福利厚生面はあまり考えられていないのが現状です。ナースの離職率が高いことに対し、何らかの対策を講じる必要があります。
そこで、手軽に持ち運べ、5つの香りを簡単に切り替えて楽しめるAROMASTIC(アロマステイック)は一つの引き出しになるのではないかと感じましたが、どうでしょう?

石田 現場ではシャンプーや柔軟剤の香りさえ気にする必要がありますが、AROMASTICは空間に香りを漂わせるのではなく、鼻元にだけ香りを届けるので、周囲への影響がほとんどなく香りを楽しめるところがいいですね。手軽にちょっとした気分転換ができます。
新人にプレゼントしたら、「自分たちのことをきちんと考えてくれているんだな」と喜ばれるだろうと思います。

齋藤 今回、AROMASTICを使ってみて、自分をケアしながら患者さんをケアするという視点を持ってもいいのだと気づくことができました。

阿部 次の患者さんのところに行く前にリフレッシュして、気持ちの切り替えができる気がしました。AROMASTICを活用すれば、ズルズルと仕事をするのではなく、゛間"を大事にできると思います。

水野 香りによってナーススタッフのケアを充実させることで、患者さんへのケアの質が上がり、その後、香りによるケアが患者さんの間にも広がっていくという流れを作りたいですね。

患者ケアや家族の交流にも香りの活用は有効

水野 香りを使ったケアは、患者さんやご家族にも活用できると思います。病院側から患者側にどう働きかけていけるでしょうか。

阿部 イギリスのホスピスに勤務していたとき、そこではアロマが当たり前のように取り入れられていました。日本でも好きな香りをプレゼントして、「母が喜んでくれた!」
といった声もあります。
香りは家族にも波及効果があり、ファミリーでのエンタテインメントにもなるのです。

石田 倦怠感が強い患者さんに、アロマオイルを用いたマッサージなどのケアを行うと、表情が和らぐんです。リラクゼーション効果が得られるものの一つとして、香りは大切だという実感があります。

齋藤 これまでにもハッカ油を用いたケアを行って、消臭効果を得たり、爽快感を増したりする事例はありました。患者さんやご家族も、今まで以上のことをしてもらっているという感覚があるようです。
AROMASTICは簡便で、準備や後片付けの必要もないのが最大の魅力だと感じます。
また自分だけに香り、周囲に配慮しなくてもよいAROMASTICは、入院中の患者さんにも活用いただきやすいですね。

水野 触覚を刺激するマッサージや、聴覚を生かす音楽療法、嗅覚で感じるアロマなど、総合的にいろいろな引き出しを持っていると、患者さんの身体や心の苦痛を軽減できる可能性が広がりそうですね。
病室内でイヤホンを使って音楽を聴くのと同様に、ソニーのAROMASTICが香りのウォークマンとして広まってほしいです。

阿部 現在開いているがん患者のサロンでも、香りについての相談を多く受けます。
病気を患っても、お母さんはお母さんで、おばあちゃんはおばあちゃんで、女性は女性でいたいものです。好みの香りというのは、自分らしくいるためのサポートをしてくれるのだと思います。

医療現場でのアロマケアが当たり前の時代が来る?

水野 ナーススタッフがアロマの知識を持ち、患者さんと自分のケアの両方を行っていくことは今後のケアの充実や働き方改革にもつながると考えます。
たとえば、多くは食べられない患者さんに、旬の食べ物の香りを嗅いでもらい、少量でも満足感を得てもらうなど、精神的安定につながることを期待したいですね。
嗅覚についてはまだ未開発の部分が多いですが、最大の研究テーマではないかと考えています。

齋藤 病院内では季節感がないとよく言われますが、ターミナル期の患者さんなどに、季節の花の香りを嗅いでもらうといったアプローチもできればいいのかなと思いました。

阿部 イギリスの病院では当たり前となっている香りのケアが、今の日本では難しい場合もあります。しかし、患者さんはすべてを医療者にゆだねるのではなく、自分で選ぶことも大切です。好みの香りを病院内でも楽しもうという今回の取り組みは、そこに一石を投じるものだと思います。

水野 この日本で、それもエンタテインメントが軸にあるソニーという会社が、テクノロジーの分野からそのようなことに取り組もうとしていることに意義があるとも言えるでしょう。
医療の現場で多岐にわたっての活用が見込まれるAROMASTICは、看護の質をいっそう上げていくための魅力と可能性があると感じます。

ぜひ、実際に現場に取り入れていってほしいと思いますね。

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