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ナースマガジン vol.39

ナース編集者が行ってみました‼看護師から鍼灸師へ

投稿日:2022.06.06

近年、さらなるキャリアを目指して様々な資格取得を目指す看護師が増えています。その領域は医療にとどまりません。

今回、北海道帯広市で「はりきゅうサロン」を経営する角田麻帆さんは、看護師としてたくさんの患者さんのケアにあたる中、目に見えない不調に苦しむ患者さんたちに何かできることはないか模索し続けてきました。その結果鍼灸の道へ―。

看護師から鍼灸師の目指したきっかけについてお話を伺ってきました!
「はりきゅうサロンMANO」代表 角田麻乃さん (看護師・鍼灸師)
「はりきゅうサロンMANO」代表 角田麻乃さん (看護師・鍼灸師)

鍼灸を志したきっかけ

看護師として経験を積み重ねていく中、西洋医学だけでは改善、完治に至らない問題に直面してきました。検査データや画像所見上での異常は見られなくても「胸がドキドキする」「痛みがある」といった訴えに対して、対症療法しかない問いに悶々とする日々を送っていました。

特定の分野を掘り下げていくことよりも別の領域を学び、もっと幅広いスキルを身につけたいと考えるようになりました。そして、以前から興味のあった鍼灸の勉強をはじめようと思いました。

じつは幼い頃、親が鍼灸に通って体調が良くなるのをみてきたので、鍼は効果のあるものと思っていました。そして、いつしか心のどこかに東洋医学のスペシャリストになりたいという夢を持っていました。

もちろんたくさん迷いましたが、私の中で東洋医学をマスターするには、鍼灸師を目指すべきと思ったので、鍼灸の専門学校で3年間学んだのち資格を取得しました。

医療×鍼灸からの視点

「心と体はつながっている」という東洋医学の考えに感銘を受け、勉強はとても新鮮で楽しかったです。卒後2年目で開業しましたが、開業前は、鍼灸院でアルバイトをしたり、看護師として働いたり、出張鍼灸師としてほかのサロンで修業を積みました。

当サロンの患者さんは、働き盛りの30代〜50代まで幅広くいらっしゃいます。おもな症状は肩こり、腰痛ですが、それに付随した気分の落ち込み、不眠、胃腸の不調などを抱えている場合が多く見受けられます。こうした一人ひとりの心身から訴えかけられている症状を診断し、それに合わせた鍼や灸を選び、適切なツボに施していきます。

また、西洋医学の視点からもアセスメントを行い、もしもの時に備えています。「もしかしたら危険な病気が隠れているかもしれない」という予測を欠かさないのは、看護師だからこその経験だと思います。だからこそ、どちらかが良いと言うのではなく、双方の特徴を最大限に生かした治療を目指しています。

看護師に伝えたい鍼灸治療

当サロンの患者さんは看護師さんも多くいらっしゃいます。夜勤で疲れていたり、移乗や体位変換で腰を痛めたりというのもありますが、気を消耗されていることがほとんどです。そんな時は刺激の少ない鍼を使用し、リラックスしていただけるような治療を心がけています。とても頑張っている方が多いので、まずは自分の体を大切にしていただき、自分の体と向き合う時間をつくってほしいと思います。

治療を終えた後に、患者さんから「明日からまた頑張るぞ」というお声をよくいただく度に私自身も励まされています。

少しでも鍼灸に興味を持っていただき、癒しの場としてご利用いただけたら嬉しいです。

西洋医学と東洋医学のそれぞれの特徴を学んできたからこそ、一人ひとりの患者さんに合わせた治療を行うことができます。
何よりも心と体はつながっている。だからこそ自分の体に向き合う時間をつくってあげたいですね。
 ★アンケート締切:2022年8月10日(水)


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