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専門家Q&A

褥瘡ケア 及び 治療法

ご質問

ステージ別の治療法使用薬 ドレッシング剤 軟膏 また 使用してはいけない薬などを教えてください

専門家の見解

「褥瘡ガイドブック 褥瘡予防・管理ガイドライン準拠 第3版」に推奨度分類付きで解説
大変返答が遅くなり、申し訳ございません。

治療に使用する外用剤、ドレッシング剤につきましては、「褥瘡ガイドブック 褥瘡予防・管理ガイドライン準拠 第3版」に推奨度分類付きで解説してあります。

たとえば、『慢性期の深い褥瘡に対するDESIGN-Rに準拠した外用薬の選択』については、

・壊死組織がある場合
⇒カデキソマーヨウ素、スルファジアジン銀、デキストラーマ、ブロメライン、ポピドンヨードシュガーが推奨度C1(根拠は限られているが、行てもよい)。

・炎症・感染がある場合
⇒カデキソマーヨウ素、スルファジアジン銀、ポピドンヨードシュガーが推奨度B(根拠があり、行うように勧められる)。フラジオマイシン・硫酸塩・トリプシン、ポピヨンヨード、ポピドンヨードシュガー、ヨウ素軟膏、ヨードホルムが推奨度C1(根拠は限られているが、行てもよい)。

としてあげられています。

同じく、ドレッシング剤に関しても、、『慢性期の深い褥瘡に対するDESIGN-Rに準拠した外用薬の選択』が一覧表になり提示してあります。

・壊死組織がある場合
⇒ハイドロジェルが推奨度C1(根拠は限られているが、行てもよい)

・炎症・感染がる場合
⇒アルギン酸Ag、銀含有ハイドロファイバーが推奨度C1。

となっています。

市販製品一覧も表になり提示してるので、わかりやすいと思います。

細かい内容は、以下の資料をご参考になさってください。

参考資料
・褥瘡予防・管理ガイドライン 編集:日本褥瘡学会
・褥瘡ガイドブック 褥瘡予防・管理ガイドライン準拠 第3版  編集:日本褥瘡学会
・科学的根拠に基づく褥瘡局所治療ガイドライン  編集:日本褥瘡学会
・在宅褥瘡予防・治療ガイドブック   編集:日本褥瘡学会

こちらの記事は、会員のスキルアップを支援するものであり、患者の病状改善および問題解決について保証するものではありません。
また、専門家Q&Aにより得られる知識はあくまで回答専門家の見解であり、医療行為となる診療行為、診断および投薬指導ではございません。
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