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第9回 質問紙法(2) 廣町佐智子先生の看護研究の進め方

その他投稿日時-(2012-07-05)廣町 佐智子さん

 今回は、質問紙を作成し、データ収集をするときの手順について解説します。

Ⅰ.質問紙の作成

1)方向付け

 ここではあらためて、誰に調査を行うのかをイメージします。調査対象の特徴によって質問の分量や表現方法が変わってくるからです。 そして次に、測定する概念を定義します。例えば「不安」を測定したい場合、この調査では不安をどう説明し定義するのか、確認しておきましょう。


2)質問項目の作成 
 測定概念を定義した内容に基づいて、具体的な質問項目を決めていきます。項目を決めたら、言い回しを確認します。

 ひとつの項目の中に複数の質問が含まれていたり、二重否定(「・・・しなくもない」など)が含まれていたりするのはNGです。 

質問項目を自分でつくるのが大変と感じる場合は、既存の調査用紙を使うようにしましょう。

その際、自分が調査したい概念と既存の調査用紙の内容があっているか、解説書を読んだり、質問項目を確認したりしてみましょう。

 質問の回答方法ですが、次のようなものがあります。どの回答方法を用いるかで、分析方法が変わってくるので、あらかじめ統計に詳しい人に確認してもらうといいでしょう。



 質問項目が決まったら、順序を考えます。

軽い質問を導入にし、徐々に深い内容やプライバシーに関わる内容へと移るようにします。そして質問項目の前にフェイスシート(表紙やタイトル、調査目的の説明、回答者へのお願い)をつけ、質問項目の後ろに、回答へのお礼文を入れて完成させます。


 実際の調査前には、必ずプレテストを行い、その結果をもとに質問紙を修正します。

このひと手間が、質問紙調査を成功に導くといっても過言ではありません。


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その他廣町 佐智子さん

廣町 佐智子さん
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日本看護研究支援センター所長・主任研究指導者 株式会社医教 看護師国家試験対策委員 臨床看護師の研究指導を得意としています。研究初心者でも目標を学会発表や雑誌投稿レベルに設定し、面接指導やメール指導で論文の完成を支援しています。 また、看護基礎教育への関心も高く、看護学生の学習支援についても日々研究・実践を重ねています。
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