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専門家Q&A

脳梗塞 PEG 四肢麻痺 硬縮患者の口腔ケア 

ご質問

何度も脳梗塞になり、四肢麻痺、硬縮のある方で胃婁もされています。
口腔ケアは1時間おきの一口程度の飲水、口腔清拭ですが、いつも強く噛んでいるため十分な口腔ケアが出来ません。歯肉は歯周病で赤く炎症あり、歯は歯茎しか残っていない状態で膿状のものが唾液に
交じって出てきます。出血はありません。しかしこの状態で20年近くたつにもかかわらず、ほとんど肺炎などの感染症を起こしてはいません。
年齢は68歳です。今後高齢になるに伴い感染症のリスクが高まると思いますのでどのように対応していけばよいかと思っています。

専門家の見解

嚥下障害があり、口腔衛生管理が困難な状況で肺炎を起こしていないというのは、栄養管理が上手くいっており、免疫力が勝っている状態であると言えるかもしれません。

お口からお食事をされていない場合、嚥下筋が廃用が進み唾液誤嚥により肺炎リスクは高まることが想定されます。
口腔内の環境管理の目的で歯科医療機関に訪問診療の依頼することをお勧めいたします。


もしかしたら・・・

胃ろう造設した時の嚥下障害の程度と現在の嚥下障害の程度に改善変化が見られているかもしれません。

一度、嚥下評価を目的とした受診をしてみてはいかがでしょうか?

こちらの記事は、会員のスキルアップを支援するものであり、患者の病状改善および問題解決について保証するものではありません。
また、専門家Q&Aにより得られる知識はあくまで回答専門家の見解であり、医療行為となる診療行為、診断および投薬指導ではございません。
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