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ナースマガジン vol.35

【ナースの息抜き】 私の好きなうつわ

投稿日:2021.05.31

新型コロナウイルス感染症の流行により、おうち時間が長くなっている今。中々外食ができず、家での手料理が多くなったり、お店のテイクアウトを利用することが多くなっているのではないでしょうか?私も友人と会って外食したり、カフェに行ったりすることが唯一の楽しみだったのですが、友人と外食する機会が減ってしまい、主人と2人で食卓を囲むことが多くなりました。

今まで自宅のうつわは、洗いやすいプラスチック製のものや、独身時代から使っていたものを使用していましたが、あるお店の作品と出会い、食事の時間に彩りが添えられました。そんなうつわを紹介します。
文:
看護師・保健師
熊 杏里

福田るいさんの小代瑞穂窯

 るいさんの作品は大きくわけて青・黄・白に区別されます。瑞穂窯ではたくましい形と、味わい深い地釉(釉薬のうち局部的に施しているものではなく、器物のほとんど全面に施しているものに古武士のような風格と力を備えた白釉(白い釉薬)の打掛をまとい、昔ながらの特徴や技法を生かしながらも独自の焼成法を取り入れつつあります。(詳しくは福田るいさんのHP参照)
 るいさんの作品で目に留まった作品が「パンドラ」という作品です。青をベースにゴールドの模様が、他のどの作品にもなく、この上にしょうが焼きや野菜炒めを…焼いたパンやおにぎりを乗せてみたい!という気持ちが一気に溢れ出しました。特に青色も少しくすんだ青で模様も独特だったので目に留まりました。青とゴールドの色を出すためには、釜の中で置く場所や釉薬の配合具合、様々な状態が合わさって出る色で、毎回同じ作品は作れないとのことでした。

 毎回同じ作品がないということは唯一無二の存在。その1枚に出会ったときが運命みたいで嬉しいですよね。発見した時は時すでに遅く、残念ながら売り切れでしたが、青の楕円皿と小皿を購入し、我が家の食卓に並んでいます(写真参照)。
 春は別れと出会いの季節。お皿を新調すると気持ちも新しい気持ちになります。あなたも好きな作品を探して新しいお皿を迎え、新しい1年を迎えてみませんか?

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