透析看護の基本のキ!第16回
第16回 被災透析患者の避難
投稿日:2016.03.07
透析は電力と水が不可欠な治療のため、地震による被害によって復旧が見込めない場合、連携病院や患者が事前に探しておいた施設への被災患者受け入れを要請します。
患者には最終透析の経過記録や透析条件や禁忌薬・緊急連絡先などを記載した透析患者カードと、お薬手帳・定期薬の残薬を避難先施設へ持参してもらいます。
それをもとに透析条件を決定します。
患者自身でも最新のドライウエイトや禁忌薬を把握するよう、日頃から指導をしておく必要があります。
また、交通機関の回復や受け入れ施設の確保に、日数を要する場合も想定されます。
透析不足による溢水症状や高カリウム血症・アシドーシスなど生命危機に直結する症状を回避しなくてはなりません。
日頃から食事・水分コントロールをし、非常時薬として血清カリウム除去薬や降圧薬・下剤を常備しておくことも災害対策として必要な指導内容となります。
患者には最終透析の経過記録や透析条件や禁忌薬・緊急連絡先などを記載した透析患者カードと、お薬手帳・定期薬の残薬を避難先施設へ持参してもらいます。
それをもとに透析条件を決定します。
患者自身でも最新のドライウエイトや禁忌薬を把握するよう、日頃から指導をしておく必要があります。
また、交通機関の回復や受け入れ施設の確保に、日数を要する場合も想定されます。
透析不足による溢水症状や高カリウム血症・アシドーシスなど生命危機に直結する症状を回避しなくてはなりません。
日頃から食事・水分コントロールをし、非常時薬として血清カリウム除去薬や降圧薬・下剤を常備しておくことも災害対策として必要な指導内容となります。
>> 第15回 地震と災害対策
>> 第14回 停電になったら透析室はどうなるのか
>> 第13回 透析室やその近くでの火災
>> 第12回 心胸比とは
>> 第11回 ドライウエイトとは
>> 第10回 除水とは
>> 第9回 水分コントロールとは
>> 第8回 バスキュラーアクセスの観察とは
>> 第7回 シャント狭窄が起こる原因
>> 第6回 人工血管内シャントとは
>> 第5回 表在化動脈とは
>> 第4回 透析患者さんに一番多い自己血管内シャントとは
>> 第3回 血液透析の「穿刺」とは
>> 第2回 バスキュラーアクセス
>> 第1回 透析療法 (HD:Hemo Dialysis)
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第2回 バスキュラーアクセス
2015.06.08